IPA、ITパスポートなど13試験の受験料値上げ

情報処理推進機構が、ITパスポートなど12の試験から成る「情報処理技術者試験」と「情報処理安全確保支援士試験」の受験料を、5700円から7500円に値上げするのだそうです。

筆記で行う10試験については今秋から適用となるようで、新型コロナ対策や一部試験区分での「CBT」(コンピュータを使った試験方式)開始などによる、試験実施コストの増加が値上げの原因なのだとか。

既にCBT方式で実施している、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の3試験に関しては、経過措置適用で2021年度実施分の受験料を据え置き、22年度から値上げとなります。

情報処理技術者試験と情報処理安全確保支援士試験は、情報処理技術者としての知識・技能が一定以上の水準であることを認定する国家試験で、経済産業省が所管し、IPAが試験を実施しており、これまでの累計の応募者数は約2087万人、合格者数は約295万人で、20年度の応募者数も約30万人に上るのだそうですが、同試験の受験手数料は「情報処理の促進に関する法律施行令」で定められており、これを改正する政令が同日に閣議決定された模様です。

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