Googleが、ChromeブラウザにおけるサードパーティCookieを段階的に廃止し、新たな広告技術である、FloC(Federated Learning of Cohorts)の導入を進めようとしているのですが、まぁ、かなり不評となっていますね。
これ、完成前から独占禁止法違反で調査されていたり、WordPressやGitHub、Amazonなどからブロックすると言われています。
どんな技術かというと、似たようなブラウジング行動をした人を、グループにまとめ、関連広告を表示させるという技術で、ブラウザからWebサイトに渡されるのはグループIDだけなので、そのグループ内の誰であるのかを特定することはできないのだそうです。
まぁ、googleとしては、サードパーティーCookieを使った現行の方法よりもプライバシーを向上させながら、ユーザーの興味や関心を追跡したいのでしょうけど、ネット上で同一ユーザーを特定する方法は、Cookieだけではありませんし、ブラウザーフィンガープリントやスマホアプリによるトラッキング、広告識別子などとFLoCを組み合わせることで、これまで以上に自分の属性などが把握されるのだとか。
まぁ、考えようによっては、マーケティングとしては、個人個人を特定するよりもグルーピングしたほうがメリットが大きいような気もしますし、実はそっちのほうがいいのではないかという話もありますからね。
ユーザーを個人ではなく、集団としてとらえるから問題ないって言ってるようなもんですからね。