Googleが「健全なインターネット」のため策定を目指す「Web Environment Integrity(WEI)」について、ブラウザ「Vivaldi」、フリーソフトウェア財団に続き、「Brave」も反対を表明したのだそうです。
そもそもGoogleが策定しようとしているWEIは「信頼できる第三者が正当な利用者であることを認証する仕組み」で、認証していない人をウェブの世界から追い出すものだとしてVivaldiブラウザの開発元が公式ブログで批判していて、「動機は崇高で、使用例も合理的に見えるものの、提案されている実装はまったくひどいものでまるでウェブ版のDRMだ」としていました。
一応、プロジェクトの目標としては以下の4点が語られていて、
- ウェブサーバーがアクセスしてきた端末の信頼性や、搭載しているソフトウェアやトラフィックの真実性を確認できるようにする
- 頑丈な構成で長期的に持続可能な不正行為を防止する仕組みを提供する
- 新たにサイト間でユーザーを追跡する仕組みにはしない
- 認証の有無でウェブサイトにブロックされることがないようにする
AdGuardは、「広告ブロックなどGoogleの気に入らないアプリをシャットアウトすることでウェブの世界を閉じたものにしようとしている」と批判しています。
ここのところ、Chromeでも立ち上げた際「Chrome で表示される広告プライバシーの強化について」などと強制的にページを立ち上げ、設定を強要されるようになっており、ちょっとGoogleは信頼できなくなってきていますね。